エッセイ

神さまにはプランがある~続編-5

5. 心強い味方をみつける

ニューヨークに行くことが決まってから、いろんな人に聞いた。「ニューヨークに知り合いいないですか?」

そんな時、またまた小学校の別の同級生が「NY総領事館に知り合いの医務官がいるから紹介するよ。彼もジャズピアノやってた人だから、力になってくれるかも」と言う。NY総領事館でお医者さん。こんな心強い味方はないぞ!そこで、早速メールしてみた。なんとすぐに返事があって「力になります。お役に立てることがあれば言ってください」

「ニューヨークは初めてなので、通訳兼案内してして下さる方がいると、心強いんですけど」早速ボランティアを募集してくれて、ふたりの女性が手をあげてくれた。
これは心強い!


 仲本光一先生は、NY総領事館に赴任後、当時の米国日本人医師会会長、本間俊一先生とタッグを組み、この2年前に邦人医療支援ネットワーク(Japanese Medical Support Network: 通称ジャムズネット)を設立している。そして今回、私がお世話になっているのが、このジャムズネットのメンバーたちなのだ。その出会いは、今後の私の人生にも大きな影響を与えることになる。

さて、携帯電話もインターネット接続も近くのショッピングモールで契約したし、日本食材のスーパーにも連れて行ってもらったし。ニューヨーク到着3日目。今日こそはひとりで、ここニュージャージーからニューヨークに行くぞ!

バスに乗るとハドソン川を次のバス停はニューヨーク、ワシントン・ハイツ。ここでA列車に乗り換える。そう、あの”Take the A train”のA列車です。すぐ行くとそこはハーレムです。またまた多くのニューヨーク住民に涙目のおばさんの必死の嘆願のご迷惑をおかけしながら、やっとグランド・セントラルに到着。どうにかNY総領事館までひとりで無事着くことができた。「はじめてのおつかい」状態のおばさんは、こうやって大人になるのだね。

これが初めて入る領事館なのね?荷物チェックもして、目的階に着くと、仲本先生の秘書のクミコさんが案内をしてくれた。仲本先生には初めてお会いしたけど、なんだか昔から知っているような錯覚を覚える。ジャズギターをやっているという職員の方もご一緒に4人でランチをし、楽しい昼下がりを過ごした。

クミコさんが、洋裁の先生の知り合いにレコーディング・エンジニアがいるというので、後日ご紹介いただくことになった。

翌日には通訳のボランティアに手をあげてくれたマミさんから連絡があり、ニュージャージーで花見をしませんかという。初めて会うマミさんは、細くておしゃれな髪型に眼鏡、いかにもキャリアウーマン風のエネルギッシュな人だった。高齢者福祉の団体を立ち上げ、アクティブに活動している。ご主人のマークと一緒にドライブして、Branch Brookという桜の名所に。2000本の桜は古木が多く、日本とは違って、みんな静かに花を愛でている。マミさんとはニューヨーク滞在中、毎日のように逢い、お家にも何度か泊めていただいた。いつもは仕事で忙しい彼女が珍しくこの時期だけは仕事をしていなかったのも、ラッキーだった。

もうひとりのボランティアのカオルさんには、NY大学で、旦那さまの開発されたノードフ・ロビンズ音楽療法を指導されている、第一人者だ。音楽療法には興味はあったが、実際どのようなことをするか知らなかったから、お会いできるだけでも光栄だ。彼女もエネルギッシュでいろいろな話に花が開き、ジャズピアニストの共通の知人がいることがわかり、びっくり。後に、NY大学の研究所の見学などもさせていただき、このノードフ・ロビンス音楽療法の素晴らしさを知ることになる。

※当時のブログをご覧になれます。
https://blog.goo.ne.jp/midopi_2005/e/a724cf5a9798e9402a5751748e3bdd8f

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