エッセイ

奈良市柏木町誌~祖父・岡本勇治の業績

奈良県柏木町から編纂された「奈良市柏木町誌」が送られてきました。
植物学者であった祖父、岡本勇治の業績を伝えるページがあります。
抜粋します。
「明治末から昭和初期にかけて、37年の生涯を植物研究と自然保護運動にささげた人物がいた。その名は「岡本勇治(1895~1933)」
有名なのは「ナラノヤエザクラ」(固有種)の発見である。岡本勇治の発見がなかったら、ナラノヤエザクラはなかったかもしれない。
~中略~
平成11年1月6日「朝日新聞」の記事
タイトルは「森は伝える」それが春日山原始林である。その見出しは「文部省を動かした無名の学者」と記載されている。
「岡本勇治は奈良女子高等師範学校(現、奈良女子大)の助手補として生物を教えていた。春日山原始林や大峰山などの植物研究でずば抜けていた~大阪電気軌道と県が共同で進めた春日奥山周遊道路の拡張に岡本は、真っ向から反対した。~県との直接交渉をあきらめた岡本は、上京、文部省嘱託の植物学者たちに春日山破壊の現状を訴えた。文部省は、拡張工事の中止を県に指示した。
~中略~
岡本が病気の倒れたのはその3年後だった。岡本は、森へ足を運び忠実に植物の記録を続けた。岡本が死んで5年。親しかった学者、友人らの手で岡本の仕事が「大和植物誌」として出版された。
おじいちゃん、命がけで私たちに自然を残してくれてありがとう。
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