エッセイ

久しぶりの投稿です。

回顧録として書いてきたブログですが、新型コロナもあり、すっかりご無沙汰になっています。

毎晩悪夢でうなされます。きっと知らないまに心が傷ついているんでしょう。
人と会わない、楽しく笑って一緒にお酒を飲んでという、人の心には必要なことを禁じられてしまっています。テレビや情報をすべてシャットダウンすることが、この解決方法でしょうか?
私はそうは思いません。正しい情報を、人の声の流れを、世界の流れを、今だからこそ、しっかりくみ取る…辛くても、その道を私は選びました。でも少し疲れているのが、正直なところです。

今日は久しぶりのブログということで、この世界的な感染症について、歴史から見た番組について取り上げます。

NHKBS「英雄たちの選択」では2回にわたってこの感染症について特集をしました。司会は歴史学者としておなじみの磯田道史。1回目は「衛星国家への挑戦~3人の先覚者たち」
「幕末、天然痘の治療に革命を起こした緒方洪庵。その洪庵に学び、明治時代、コレラ撲滅の陣頭指揮をとった内務省初代衛生局長・長与専斎。日清戦争後、大陸帰還兵の大規模な検疫を成功させ、世界に日本の衛生力の高さを示した後藤新平。」


磯田氏は祖父母をスペイン風邪で亡くし、特に初代衛生局長長与専斎の言葉を部屋にずっと飾っているそうです。それだけ力の入った特集です。
2回目は「100年前のパンデミック~スペイン風邪の教訓」
「大正時代、世界的に流行し、日本でも50万人近くの命を奪った感染症、スペイン風邪。予防法も治療薬もない未知の病を相手に、当時の日本人はどう闘ったのか。政治や世論に押され、医学界を二分したワクチン開発競争。」
大正時代のスペイン風邪は、まるで今の日本を映し出しているようです。政治や世論が介入することで、必死になって各学者はワクチン開発に取り組みました。
結局は多くの死者を招くことになりました。そして政治の在り方に対して反感を持つ世論は、大正デモクラシーそして発展していきます。これは世界全体で起こっていることです。

何万人もの感染死者を出しているこの感染症ですが、感染者や死亡者は単なる数字になります。しかしそこにはひとりひとりの人生やその心のひだがあります。
公衆衛生は私たちの他の命と心に対する、思いやりと尊敬の念から始まるように思います。

参考:
https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/list/

写真は昭和31~3年ごろの母と私の写真@薬師寺境内母と薬師寺境内

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